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語りべ
新井田セイノさん

 1917(大正6)年、静内町(現在の新ひだか町)に生まれ、1919(大正8)年鵡川町へ移住し、現在に至る。鵡川地方に伝わるアイヌ語やカムイユカ(神々の物語)などの口承文芸の伝承者として、鵡川アイヌ語教室講師を務めるなど、地域の指導者として活躍するとともに、当博物館主催の「カムイユカの夕べ」でカムイユカを口演するなど、各地で積極的にアイヌ語の伝承・保存活動に取り組んできた。また、鵡川アイヌ文化伝承保存会の設立当初から中心的役割を担い、後継者育成のための指導に取り組むなど、アイヌ文化の振興に大きく貢献してきた。1995年には北海道文化財保護功労賞、鵡川町文化賞受賞、2001年にはアイヌ文化賞を受賞するなどその功績が広く認められている。
織田ステノさん

 1900年頃、静内町(現在の新ひだか町)に生まれ育つ。1994年没。戸籍名はステ、自称をステノとする。十代から叔父らとともに農業に従事し、第二次大戦後は農地を得て経営を中心となって支え、地域社会でも積極的に活動した。1970年代以降は、アイヌ語、アイヌの神事、口承文芸、生活文化などについて積極的に後進を指導し研究者に協力した。当アイヌ民族博物館においても様々な伝統的技術、特に女性に関わる知識を継承し、イオマンテ(熊の霊送り)などの伝統儀礼などで指導的役割を担い、聞き取り調査にも積極的に協力するなど音声資料を数多く残した。同様に静内町教育委員会の業務にも従事・協力し、『静内地方の伝承―織田ステノの口承文芸』全五巻が刊行された。1984(昭和59)年には北海道文化財保護功労賞を受賞するなどその功績が広く認められている。
川上まつ子さん

 1912(大正2)年9月20日、現在の沙流郡平取町荷負のペナコリで生まれる。1988年没。祖母であるウワルスッから受け継いだアイヌ語の能力は、同世代の女性の中でも卓越したものとされ、日常会話のみならずカムイユカ(神々の物語)やウウェペケ(人間の物語)などのアイヌ口承文芸にも精通していた。また、伝統的な生活文化についても造詣が深かった。1983年からはアイヌ民族博物館に常勤し、様々な伝統的技術を次世代へ伝授した。特に聞き取り調査に積極的に協力し、146本もの音声資料を残した。1999年には「アイヌ民族博物館伝承記録4 川上まつ子の伝承 植物編1」、2002年には「アイヌ民族博物館伝承記録6 川上まつ子の伝承 植物編2」が刊行されている。
日川キヨさん

 1917(大正6)年5月30日生まれ。弟子屈町在住。 長年にわたり、アイヌの無形文化の伝承・保存に努めており、特に独特な歌唱法は後進の模範となる。また、当アイヌ民族博物館で実施したイオマンテ(熊の霊送り)の伝統儀礼に夫、故日川善次郎氏とともに参加し、食文化や歌舞などを指導するとともに、各地において文化伝承の指導的役割を担ってきた。映像資料に「阿寒アイヌ古式舞踊」(阿寒工芸組合編)、「アイヌの生活文化ーフチとエカシを訪ねて4ー織る・奏でる・祈る」「アイヌの生活文化ー美幌川・アイヌ漁とくらし」((財)アイヌ無形文化伝承保存会編)などがある。
日川キク子さん

 1937(昭和12)年2月14日生まれ。阿寒アイヌ文化保存会に所属し、母であるキヨさんとともにアイヌ古式舞踊の伝承・保存活動に尽力され、国内外で数多く公演を行うなどアイヌ文化の振興・普及に寄与されている。


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