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134 酒宴に招かれた山の小鳥

あらすじ:志賀雪湖

 わたしは山の小鳥です。人間の村に病気がはやらないように、見まもるやくめをもっていました。ある年のこと、食べものがたくさんとれて、それはそれはいい年でした。わたしは人間のむらにいって、こくもつの穂をあつめ、持って帰ってお酒をつくりました。そうしてこくもつを集め、上座に六つのシントコ、下座に六つのシントコのお酒を作って、神さまたちをしょうたいしました。

 山の神さまたち、鳥の神さまたちをみんな招待して、何日もお酒を飲んで楽しんでいました。すると、カケスの神さまが外に出たと思ったら、ドングリをくわえて入ってきました。ドングリをお酒のシントコにいれると、お酒がいっそう美味しくなって神さまたちは楽しく踊りました。

 するとこんどはカラスの神さまが出て行きましたが、どうしたことかウンコの塊をくわえて入ってきました。それをお酒のシントコにいれたので、神さまたちはとても怒りました。怒ってカラスの神さまをふくろだたきにするので、こまったわたしは、たすけをよびに行きました。

 神さまたちに「このままではカラスが殺されてしまいます」と呼びかけると、酒宴によばれなかったシマフクロウの神さまは怒って「私のことは呼んでくれもしなかったのに、助けに行くものか」といいました。わたしがこまりはてて家にもどると、カラスの神さまは今にも死にそうになっていました。そうしてカラスの神さまは危なく死にそうなところで、放り出されて、息もたえだえ家にかえりました。そして、年をとって死ぬときに、「こんな悪いことはするなよ」と他のカラスに言いのこしたのだそうです。



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