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101.パナウンペのおなかの小鳥

あらすじ:遠藤志保

登場人物:パナウンペ、ペナウンペ、仲間たち

 ペナウンペがいました。わたしはパナウンペ少年です。わたしは、何かを取って、それを食べながら遊んでいました。

 あるとき、わたしがおなかを叩きながら踊って遊んでいると、何の鳥の声なのか、おなかの中から「カニートゥントゥン、ピートゥントゥン、スウォッカララプーッ」と声がします。それが気に入って、わたしは何度もおなかを叩きながら踊りますと、そのたびに「カニートゥントゥン、ピートゥントゥン、スウォッカララプーッ」と声がしたのでした。

 すると、ペナウンペがやってきて、「パナウンペよ。どうして、お前のおなかはそんな声がするんだい?」と聞いてきました。わたしは、「自分でもわからないけれど、おなかから声がするのさ」と言い、「聞かせてあげるよ」とも言ったのですが、ペナウンペは「お前だけじゃなく、おれにもできるぞ」と帰っていきました。

 ペナウンペは、仲間を集めると、わたしの真似をして踊りましたが、何の声もしません。そのため、彼は仲間からひどく言われ、悪く言われ、ひどく叩かれてしまったのでした。



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