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137. 火の女神が旦那さんの浮気に激怒する話

話 者:新井田セイノ
資料番号:35248
収録日:1996年5月17日
「私」:火の女神
サケヘ:アテヤテンナ
翻 訳:安田千夏
サンプル音声

<あらすじ>

 私の旦那さんと一緒に暮らしていました。旦那さんはある日便所にいくと、それきり戻って来ません。遠慮をしつつ便所を見ても姿がありません。私の小山や、大地の上手を神の力で見回しても姿がありません。大地の下手のほうを見ると、6匹のキツネ、女ギツネが私の旦那さんをさらっていって、もてあそんでいる様子が見えました。ひどく腹を立ててそこに出向いていって、女ギツネたちを土や草と一緒に刻んで殺してしまいました。旦那さんは死んだように動かないので、背負って私たちの家まで帰って来て、家の中には入れないで、川に連れていって水にくぐらせ、6軒の家、草の家を造ってそれを燃やし(そこをくぐらせ?)、タチイチゴの木で手草を作り、それでお祓いをすると旦那さんは気がついて「妻よ、私はいったいどうしたというのだ」というので、今までのことを説明すると「妻のおかげで助かったのだ」といいました。そしてふたりで手を取り合って家に入り、それからは旦那さんも便所にいってもすぐに帰って来て、何も恐ろしいことがなく暮らしているのです、と火の女神が物語りました。



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