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59. ペナウンペがおちんちんで魚捕りをする話

話 者:織田ステノ
資料番号:34179
収録日:1988年2月6日
「私」:パナウンペ(「川下の者」の意味)
翻 訳:安田千夏
サンプル音声

<あらすじ>

 ペナウンペとパナウンペがいて、ふたりは兄弟でした。ペナウンペは根性の悪いものでした。私(パナウンペ)は働き者の奥さんをもらって、何不自由なく暮らしていました。

 ある時魚が川を上がって来たので、それを捕って来て、奥さんも手伝って干し魚を作り、2つの掛け竿に干しました。奥さんと一緒に喜んで一緒に食べていると、ペナウンペがやって来て、それを見て驚きました。その声を聞いて笑って、食事をするように誘うと、家に入って来て悪い態度を取りつつそれを食べました。そして「どうしてこんなに魚が捕れたのか教えてくれ」といいました。そこで「川にいって、秋なので魚がたくさん上がってきたので、ふんどしを外して川の中に座ると、金玉に魚が食いついて来たので陸にあげ続けていると、たくさん捕れたのだ」と嘘を教えてやりました。するとペナウンペは外に出て、真似をしに行くのだろうと思って笑いました。

 次の日、ペナウンペの奥さんが危急の叫び声をあげてやって来ました。「このパナウンペめ、家の旦那はおまえのいうことを信じて真似をし、おちんちんを切ることになったのだ。おかげでうちの旦那さんは転げ回って苦しんでいるのだ」と悪口をいって去ってしまいました。おちんちんを川に入れたために、氷がおちんちんにくっついて川からあげられなくなり、妻がマサカリで氷を砕くうちに、間違っておちんちんを切ることになったのでした。やがて死んでしまいました。水の神に遠慮もなくそんなことをしたために、神から罰せられたのだといって村人たちに教えました。



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