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12. なまけ者の子ども

話 者:織田ステノ
資料番号:34120
収録日:1980年2月23日
「私」:ある人間の少年
翻 訳:安田千夏
サンプル音声

<あらすじ>

僕の祖母が「水を汲んでおいで 孫よ」といっても

水汲みが面倒くさいので怠けて

消し炭を叩き叩き

炉縁木を叩き叩き

祖母が動けなくなってからは

水汲みも面倒くさい

炊事も面倒くさい

僕もお腹が空いたけれど

水汲みも面倒くさい

火を焚くのも面倒くさい

祖母は老衰で死んでしまった

 

お腹が空いたけれど

動くのも面倒くさい

炉縁木を削り削り

消し炭を削り削り

毎日

動くのが面倒くさい

 

そうしていると

座っているところの地面が裂けて

僕の上に土が落ちて来て

悪い、ひどい死に方をするので

決してきかん坊ではいけません

決して怠けるのはいけませんと

後ろに叫びながら

死んでいくのでこういいますよ

とひとりの悪い怠けものの子供が

物語りました。



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