
ID |
伝承者 |
日本語名 |
伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
1191 |
黒川 セツさん
平取町
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P0318
デロ、ドロノキ
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【ア】ヤイニ
【日】ドロノキ
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・昔大きなドロノキに雷が落ちて、どしゃぶりの中で木は燃えてしまいました。燃えている木の上をスーッと雷様が天に帰っていくのが見えました。35295 |
1192 |
上田 トシさん
平取町
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【ア】スス
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→口承文芸資料「ヤナギとミズナラの会話を聞いた女」35238 |
1193 |
織田ステノさん
新ひだか町静内
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【ア】スス
【日】ヤナギ
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・木幣の材料になる木です。34108
・シャケなど大型の魚を捕ったとき、頭をたたいて殺す「なづち棒」をこの木で作ります。この棒でたたくと、シャケはそれをくわえて喜んで神の国に帰って行くと考えられています。34102 |
1194 |
川上まつ子さん
平取町
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【ア】スス
【日】ヤナギ
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・木幣の材料になる木です。ミズキの方が神格が高く、木幣にするのはミズキの方が多かったのです。ヤナギで作るのは急な頼みごとをする時、お産が重いときなどでした。34611
・伝染病の神には丁寧な作りではないヤナギの木幣を捧げます。34729
→口承文芸資料「村長の家に嫁いだ貧しい娘とヤナギの神」34739 |
1195 |
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【ア】スス
【日】ヤナギ
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・ヤナギとヨモギを束ねておはらいをしました。
・ヤナギには色々な種類があります。ナガバヤナギ、マルバノバッコヤナギ、イヌコリヤナギ、ドロノキなどはアイヌ語で区別しています。 |
1196 |
栃木 政吉さん
千歳市
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【ア】スス
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→神への祈り「舟作りに先立つ祈り」30002 |
1197 |
西島 テルさん
平取町
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P0322
ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ
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【日】ヤナギ
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・木幣を作ったり、お化けを見たときにこれで清め草を作り、川でおはらいをしました。35100,35112 |
1198 |
織田ステノさん
新ひだか町静内
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P0336
ギョウジャニンニク
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【ア】プクサ
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・葉を刻んで、茎は蒸してから刻んで干して保存しておき、汁物に入れて食べました。豆と一緒に煮るとギョウジャニンニクは溶けてしまいますが、香りが広がっておいしいものです。34178,34182
・風邪で熱が高いときは葉を鍋で煮て、湯気を吸い込むと治りました。また舌が割れて痛いときも湯気を吸い込みました。34124,34178 |
1199 |
川上まつ子さん
平取町
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P0336
ギョウジャニンニク
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【ア】プクサ
【日】キトビロ
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・葉や茎を刻んで生のまま、あるいは干しておき、汁物に入れたり、豆と一緒に煮たりして食べました。葉と茎は別に保存しておきました。34645,34653,34715
・風邪をひいたときはお湯で煮た汁を飲みました。34645,34653
・儀式のとき、伝染病の神に供えるといって干してからだいぶ時間が経ち色の変わったものがお膳に乗っていたのを見ました。34653,34734 |
1200 |
黒川 セツさん
平取町
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P0336
ギョウジャニンニク
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【ア】プクサ
【日】キトビロ
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・葉を刻んで干して保存し、煮物に入れて食べました。35267,35280
・痔が悪いとき、干した葉を煮てお尻に湯気をあてました。35270 |