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物語や歌

C229. 糠おにぎり

あらすじ

 

 ここの家の和人と、隣の家の和人がいました。ここの家の和人は働き者で、山で薪をとり、和人の村でそれを売り、糠と交換して来ていました。いつも糠のおにぎりを食べていましたが、ある時それを食べようとすると、手から落ちて転がって行ってしまいました。大きな穴に入ったので後からついて行くと、中には老夫婦と子供たちがたくさんいました。ごちそうを出してくれ、お酒も飲ませてくれて楽しく過ごしました。帰るときに老人が「おみやげもあげましょう。でも私たちは猫の声が恐ろしいのです。決して猫の声は出さないでくださいね」と言いました。そしておみやげに穀物や着物をくれたので、帰ってからは裕福に暮らしていました。
 隣の和人が来て「一体どうして長者になったのだ」と聞くのでわけを教えると、真似をして糠のおにぎりを持って山へ行きました。さっさとおにぎりを落として、蹴飛ばして穴の中に入れ、後から入って行くとそこには老夫婦の子供たちがいました。食べ物を出してくれて「猫の声だけは恐ろしいのです。決して猫の声は出さないでください」と言うので、「猫の声をだしたらみんないなくなるか死ぬかで、全て自分のものになるだろう」そう思って猫の声を出したところ、その人たちはみんなで私に土をかけてひどい死に方をしました、と隣の和人が物語りましたとさ。


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