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物語や歌

C053. アテカラテスとハラテスの話

あらすじ

 

 私はハラテスというものです。アチカラテスという兄弟がいて、ある日アチカラテスが「コクワの実をとりに行こう」と言うので、大きな袋を持って一緒に山へ行きました。カツラのよく育った木に、コクワのツルがからまって実がなっていました。私は木に登ることができないので、アチカラテスが木に登って行きました。私の袋の口を開いておけと言うのでそうしていると、アチカラテスはひとりでコクワの実を食べ始めました。そこで文句を言うと、アチカラテスはコクワの実を手にいっぱい持って「今落としてあげよう」と言いました。そして私めがけてコクワの実を落としたので、頭にぶつかってそれきりどうなったかわからなくなってしまいました。しばらくして気がつくと、私は袋の上に倒れていたのでした。アチカラテスは木の上で私を見て笑っていたので腹が立ち、「ひどい死に方をしろ!」と言って静かに山を下りて来ました。そして頭が痛いので寝ていました。でも袋を山に忘れて帰ったのを思い出し、それをとりに行くと、アチカラテスは罰が当たってツルにひっかかり、骨だけになって死んでいました。「食べ物をひとり占めした罰が当たったのだ」と悪口を言って、山を下りて来ました。
 同胞たちには「コクワをぶつけられたせいで、私の頭が平べったくなってしまったのだ。決して食べ物をひとり占めしてはいけないよ」と教えて暮らしましたと、カエルが物語りました。
 ハラテスはカエル、アチカラテスはヘビのことでした。

 

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