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自然図鑑 検索結果

日本語名:ハシブトガラス

アイヌ語名:シエパシクル

学名Corvus macrorhynchos
科名カラス科
種類
種IDA0298

バードリサーチ提供

 北海道に冬鳥として飛来するカラスにはワタリガラス、ミヤマガラスなどがいますが、一年中市街地などでみられるのはハシブトガラスとハシボソガラスです。アイヌ語名で区別されていますが、一般的に伝承者が「カラス」という場合には種類まではわからないことが多いのです。
 当館の口承文芸データでは、カラスがカケスの真似をしてとんでもない失敗をする三枚目の役割で登場する神謡があります。

アイヌ語辞典

動物編:動298(1)
アイヌ語名:シパシクル sipaskur
語義:[si(糞)paskur(カラス)]
地域・文献:幌別

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アイヌの伝承

アイヌ語での呼び方:パシクル
日本語の呼び方:カラス
→口承文芸資料「カラスに育てられた女の子」35239A,35240A,35298B

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物語や歌など


人さらいカラスの泣き言
 どうして自分が生まれたのかもわからずに、姉が私を育ててふたりきりで暮らしていました。私は今ではもう大きくなったので、山猟にいっては獲物を家に運んで来て、姉は毎日皮張りの仕事をしていました。何をうらやましいと思うことのない暮らしでしたが、ある時また山猟にいって獲物を家まで担いで来て、神窓から家の中を見ると、家の中には姉ではなく一羽のカラスがいて、炉の火を吹いて熾しながらこのような唄を唄っていました。「カラスの子と取り替えたうちの子は、狩りが上手過ぎて私は手が痛い」。それを見て驚き、山のほうに引き返して、ずっと山にいたようなふりをして家に帰って来ると、いつも通り姉が手仕事をしているのでした。

 疑いながら暮らしていると、姉はついにこんなことを白状しました。「私は実はハシブトガラスの神なのです。人の子がうらやましくなって、自分の子と人間の子を取り替えて、さらって連れて来て育てていたのがあなただったというわけです。でもあなたはとても狩りが上手で、私は皮張りの仕事に明け暮れ、手が痛くて唄を唄っていたところをあなたは見てしまったのです。私はこれからはカラスの姿に戻って暮らすつもりですから、あなたは何処からかやって来る女性と結婚して暮らしてください。酒が手に入ったら私に祈って捧げ、クマやシカを捕ったならば私に分配するといって祈ってください。そうすれば、私はどこにいてもあなたからの供物を受け取ることができるのです」。そういって、姉だと思っていた人は大きなハシブトガラスになって泣きながら飛んでいってしまいました。

 ひどく驚きあきれて暮らしていましたが、そのうち本当に何処からか立派な女性がやって来たので、結婚して一緒に暮らしました。

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