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アイヌの歴史と文化アイヌの歴史と文化(概説)

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家の構造

 家のことをアイヌ語ではチセといいます。アイヌの家も、地域や時代によってさまざまです。

 屋根や壁の材料には、カヤやササ、樹皮などが用いられました。柱は地面に穴を掘って立てられました。

 家の間取りは、多くの場合、大きな長方形の一室で、中央に炉が切ってあります。ほとんどの家には、部屋の出入り口の外側に、玄関や物置を兼ねた土間がついています。

 東あるいは川上の方角が神聖とされ、そちらに向かって神窓が設けられています。神窓は、多くの場合、入口の反対側に位置します。神々が出入りする尊い窓と考えられており、儀礼の時に用いる道具はここから出し入れします。この窓からは、決して家の中を覗いたりしてはいけないといわれます。

 神窓と炉の間は、上座として尊ばれます。上座から入口に向かって右側の炉ばたには、その家の主人夫婦が座ります。子供たちや客は、左側に座ります。右の壁側から上座にかけては、漆塗りなどの宝物が飾り置かれました。

 炉の上には火棚が設けられ、炉鉤を吊るしたり、食料などを乾燥させたりしました。

大正時代のチセ

江戸時代頃の家の内部(蝦夷島奇観)

家の周辺

 主家の周りには、祭壇や子熊の檻などが設けられました。祭壇は神窓の外側に位置し、神々への祈りが捧げられました。

 また、食料を貯蔵する倉、魚や肉などを干す棚や竿のほか、便所やゴミ捨て場も設けられました。

食糧を保存する倉(プ)と
子グマの檻(ヘペセッ)

 

北海道白老郡白老町若草町2丁目3番4号 一般財団法人アイヌ民族博物館

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