狩猟
■獲物
主な獲物は、獣類ではヒグマ、エゾシカ、ウサギ、タヌキ、キツネ、テンなどであり、特にエゾシカは重要な食料資源でした。毛皮も衣服の材料や交易品として重要でした。
鳥類では、オジロワシ、オオワシ、ワタリガラスなどをはじめ、様々な種類の鳥を獲りました。
■猟の方法
クマ猟では、雪解け前に、まだ冬眠中のクマを獲る「穴熊猟」が最も一般的でした。犬を連れ、気の合った者数名で山に入ることが多かったといわれます。家を出る前には、火の神、家の守り神に、豊猟と猟の安全を、山にいる狩猟の神に伝えてほしいと祈りました。
夏期のクマ猟には、仕掛け弓が用いられました。
シカ猟には、弓矢のほかに罠や仕掛け弓が用いられました。そのほか、海や川に追い込んで弓を射たり、集落総出でシカを断崖から追い落とすなどの狩猟法もあったといわれています。
■毒
仕掛け弓の矢の先にはトリカブトの根茎からとった毒を塗りました。毒はスルクと呼ばれ、その製法は各家ごとに伝わり、秘伝とされていたようです。効力を強めるために、イケマの根茎、ザトウムシ(アシダカグモ)、獣の胆などさまざまなものが混合されました。 |