I-16-(3) キケウシパスイとカムイイペパスイ
キケウシパスイ(kike us pasuy・削りかけつき酒棒箆)はミズキで作る。イヨマンテの祈りの際に、祭主はこれを用いて祈る。祈りが一通り終わった後、これを頭骨を安置する二叉の木の先端に縛られたキケチノイェイナウの一方に結びつけて送ってしまう。
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| 34 削りかけ付き酒捧箆 |
カムイイペパスイ(kamuy ipe pasuy・神が食べる箸)もミズキで作る。二本一組で、両方とも先端付近に削りかけを施す。これもキケウシパスイ同様、頭骨を二叉の木に収める際、その先端に縛られたキケチノイェイナウに結んで送ってしまう。『アイヌの足跡』によれば、これを白老ではマラプトパスイ(marapto pasuy・客人である神すなわち熊の頭骨の箸)ともいうことが記されている。
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| 35 神用箸(カムイイペパスイ) |
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本書および翌1990年に実施されたイヨマンテの実施報告書は、復刻合本として再刊されており、通信販売も可能です。
伝承事業報告書2〈イヨマンテ-日川善次郎翁の伝承による-〉
- 2002.11.30発行
- B5版294ページ
- 定価 2,625円
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