アイヌ民族博物館
 
 

トップアイヌ文化入門 イヨマンテ1.イヨマンテの準備 >I-12. ギョウジャニンニクご飯

  巻頭
I.イオマンテの準備
—酒・供物づくり—
  表1●酒・供物関係の製作

1
酒づくり

2
米とイナキビ搗き

3
丸い団子づくり

4
みやげ用の串団子1

5
みやげ用の串団子2

6
お供用切り餅

7
丸餅

8
スケトウダラの煮物

9
煮物1

10
煮物2

11
煮物3

12
ギョウジャニンニクご飯

13
ヒエご飯

14
イナキビご飯

15
その他の供物
16
用具づくり

II
酒漉し

III
家に祀る神の着物替え

IV
前夜祭

V
本祭り

VI
祖霊祭

VII

終わりに
  奥付
  イヨマンテtop
  ホームページ

I-12. ギョウジャニンニクご飯

※日川キヨ媼の指導による。

20 ギョウジャニンニクご飯

【手順】
(1) 米1升は当日(1月24日)の朝にといで浸しておく。
(2) 鍋に水を柄杓で二杯ほど入れて火にかける。
(3) 煮立ってから米を入れる。
(4) ギョウジャニンニクを上にのせて米と混ぜ合わせ蓋をしてしばらく煮込む。
(5) 塩を大さじニ杯くらい入れ、煮立ったらスケトウダラの油を大さじ一杯ほど入れ、弱火で煮る。
(6) 5分ほど経ったら混ぜ合わせ、さらに弱火にする。10分ほど炊くとできあがる。
(昔は木の蓋を使っていたので木蓋に水がつかなくなった頃を見計らって火を止めたという。)
 日川キヨ媼はこれを「プクサ(pukusa・ギョウジャニンニク)ご飯」と呼んでいる。同媼によれば、米はアマ(amam・穀物)、豆はマメ(mame・豆)、塩はシッポ(sippo・塩)という。

I-13. ヒエご飯

※織田ステ媼の指導による。

【材料】
(ア) 米(うるち米) 1升
(イ) ヒエ 5合
(ウ) 豆 ご飯茶碗に1杯
(エ) 食用油 少量

【手順】
(1) 米とヒエ、豆を一緒に鍋に入れて炊く。
(2) 炊き上がったら、油を杓子一杯ほど入れ蒸してでき上がる。

I-14. イナキビご飯

※白老地方に伝わる方法で、野本リヨ氏の指導による。

【材料】
(ア) 米 8升
(イ) イナキビ 1升5合
(ウ) 豆 2升

【手順】
(ア)(イ)(ウ)を一緒に入れて炊く。ご飯を炊くのと同様に行なう。

I-15. その他の供物

(1) 果物(ミカン、ブドウ、リンゴ、バナナ、ナシ)
(2) お菓子(1個ずつ包装していないもの)
(3) 干魚(カンカイと鮭)
(4) クルミ(殻のついたクルミ)

 

本書および翌1990年に実施されたイヨマンテの実施報告書は、復刻合本として再刊されており、通信販売も可能です。

伝承事業報告書2〈イヨマンテ-日川善次郎翁の伝承による-〉

  • 2002.11.30発行
  • B5版294ページ
  • 定価 2,625円

 

 


北海道白老郡白老町若草町2丁目3番4号 一般財団法人アイヌ民族博物館

ご意見ご感想 | 個人情報の取り扱いおよび著作物について
Copyright (C) AinuMuseum. All Rights Reserved.