アイヌ民族博物館
 
 

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  巻頭
I.イオマンテの準備
—酒・供物づくり—
  表1●酒・供物関係の製作

1
酒づくり

2
米とイナキビ搗き

3
丸い団子づくり

4
みやげ用の串団子1

5
みやげ用の串団子2

6
お供用切り餅

7
丸餅

8
スケトウダラの煮物

9
煮物1

10
煮物2

11
煮物3

12
ギョウジャニンニクご飯

13
ヒエご飯

14
イナキビご飯

15
その他の供物
16
用具づくり

II
酒漉し

III
家に祀る神の着物替え

IV
前夜祭

V
本祭り

VI
祖霊祭

VII

終わりに
  奥付
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I-4. みやげ用の串団子(1)

この団子は静内町の織田ステ媼の指導によるもので、同媼流のやり方で作ったものである。

15 みやげ用串団子の製作


【手順】

(1)3の丸い団子と同じように、イナキビ粉、米粉それぞれ分けてこねる。

(2)こねたら平たい円盤状(直径10~11cm)に形を作る。

(3)約15分間、これをゆでる。

(4)ゆで上げて冷ました後、この中央をミズキで作った細い棒に通す。
12個連続してこの棒に通し、写真のようにソロバン玉状にする。
12個のうち3個はイナキビの粉で作ったもの。他の9個は米の粉で作ったものである。イナキビ製のものは両端と中央になるように刺す。

※ この棒の一方の端側には削りかけがつけられている。この棒をシトニッ(sito nit・団子の串)という。指導した織田ステ媼によると、こうして串に刺した団子をニッオシト(nit o sito・串に連ねた団子)と呼ぶという。

(5)こうして団子を刺したら、串の両端にひも(シナの木の内皮を撚ったひも)を結びつける。このひもは後の儀礼の際にヌサ(祭壇)に飾りつけるためのものである。これを儀式の直前に男たちがイナウル(inawru・削りかけ)できれいに包み、神に持たせるおみやげにする。

16 みやげ用串団子

 

本書および翌1990年に実施されたイヨマンテの実施報告書は、復刻合本として再刊されており、通信販売も可能です。

伝承事業報告書2〈イヨマンテ-日川善次郎翁の伝承による-〉

  • 2002.11.30発行
  • B5版294ページ
  • 定価 2,625円

 

 


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