I-1. 酒づくり
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| 11 木幣と守り神が置かれた酒樽 |
【材料】
(ア) うる米 1斗2升
(イ) 玄米 3kg
(ウ) 白米 5升
(エ) 麹 200g×50個+18個(1月15、16日に追加)計23個
(オ) 酒粕(醪白) 2kg
【用具】
(A) 4斗樽(木樽)
(B) 2斗樽(〃)
(C) ビニールシート
(D) 毛布(保温用=仕込み樽に巻く)
(E) 酒かき混ぜ棒
(F) シトゥンペカムイ(situnpe kamuy・キツネの頭骨)
(G) チェホロカケプイナウ(cehorkakep inaw・木幣)
【手順】
(1) 玄米を炊いて、冷ましておく。
(2) 白米を炊いて、玄米と混ぜ冷ましておく。
(3) ビニールを敷いた上で(2)に麹を混ぜ合わせ、さらに冷ます。
(4) 4斗樽に湯(体温程度)を1斗ぐらい入れ、その中へ(オ)と(3)を入れ蓋をして3日間おく。
(5) 3日目に蓋を取り、底の方からかき混ぜる。
(6) 1日に2回(朝・晩)(5)の作業を実際に酒を漉すまで続ける。これは、男性の役目で女性は絶対に触れてはならない。
(7) 蓋の上にお守りとして(F)のシトゥンペカムイを載せ、さらに(G)の木幣を一本立てておく。シトゥンペカムイはキツネの頭骨にイナウル(inawru・削りかけ)を巻いたもので、かつて守り神として個々人や家で所有されていたものである。
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本書および翌1990年に実施されたイヨマンテの実施報告書は、復刻合本として再刊されており、通信販売も可能です。
伝承事業報告書2〈イヨマンテ-日川善次郎翁の伝承による-〉
- 2002.11.30発行
- B5版294ページ
- 定価 2,625円
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