アイヌ民族博物館
 

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目次
表・図・写真図版番号
例言(凡例)
緒言

I
準備−酒・供物づくり
準備−用具づくり

II
酒漉し

III
家に祀る神の着物替え

IV
前夜祭

V
本祭り

VI
祖霊祭

VII

終わりに
  奥付
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例 言(凡例=一部改)

  1. アイヌ語表記は原則として片仮名表記とし、その後に( )でくくり、( )の中にアルファベットと語句の意味や説明を入れてある。
      例:カムイイペパスイ(kamuy ipepasuy・神の食用箸)
  2. アルファベットは、アイヌ語の音声を合理的に整理・表記したもので、片仮名は音声を実際の発音に近い形で表記したものである。
  3. 片仮名で発音を表記するにあたって、日本語にない子音の表記は片仮名の小文字を用いて記している。
     例:プヤpuyar、コkor、チェホカケcehorkakep、など。
  4. アルファベット表記中、人称を指す接辞は=で表した。
      例:アコ(a=kor)、アパアン(arpa=an)
  5. 文中のアイヌ語は、白老地方で普遍的に用いられてあるものについてはことわり書き・語句提供者(インフォーマント)の名前などをとくに記さず、他地方で使用されている語句についてはその地方名及び語句提供者の名前を極力明記した。
  6. 本書は、基本的には祭主・日川翁の伝承と口述をもとにした事実記載であるが、今後これに白老地方の事例を応用して伝承していくという財団の目的のために、白老地方におけるイヨマンテの事例を部分部分に記した。その事例の出典は、白老地方の伝承者の口述以外、次の文献によるものである。
  • 満岡伸一『アイヌの足跡』アイヌ民族博物館(復刻版)、昭和62年。
  • 河野広道「熊祭」『熊の話』国有鉄道釧路地方営業事務所、昭和25年。

インターネットデータ化に際しての変更点

  1. 日本語の本文は、明らかな誤りは修正した。また、インターネットにおいて文字化けの可能性がある文字(丸数字、ローマ数字など)は、適宜別の文字(丸括弧つき数字、大文字アルファベット)に置き換えた。

  2. アイヌ語表記に関しては、今日の一般的なアイヌ語表記法の一つとなっている『アコ イタ』(北海道ウタリ協会,1994)に従って変更を加えた。ただし、祈り言葉(「対訳」)に関しては、原典のままとした。

    表記文字一覧
ア a- イ i- ウ u- エ e- オ o-
カ ka- キ ki- ク ku- ケ ke- コ ko-
サ sa- シ si- ス su- セ se- ソ so-
タ ta-   トゥ tu テ te- ト to-
チャ ca- チ ci- チュ cu- チェ ce- チョ co-
ナ na- ニ ni- ヌ nu- ネ ne- ノ no-
ハ ha- ヒ hi- フ hu- ヘ he- ホ ho-
パ pa- ピ pi- プ pu- ペ pe- ポ po-
マ ma- ミ mi- ム mu- メ me- モ mo-
ヤ ya-   ユ yu- イェ ye- ヨ yo-
ラ ra- リ ri- ル ru- レ re- ロ ro-
ワ wa-     ウェ we- ウォ wo-
  1. 音節末子音のp、t、k、s、mは、のようにカタカナ表記では文字を小さくして表した。
     ただし、以下の場合は例外とした。

    • inumpaのように、mのあとにパ行の音が続く場合、イヌパではなくイヌパと表記した。

    • sinnurappaのように、pのあとにパ行の音が続く場合、シンヌラではなくシンヌラッパと表記した。共に、実際の発音では両者に差はない。

  2. 音節末子音のrは、その直前の母音の影響を受けることが多いので、以下のように表記した。
     kar → カ
     kir → キ
     kur → ク
     ker → ケ
     kor → コ
  3. 母音がつなげて発音されるときは次のように表記した。
     例:アイヌ → aynu (ainuではなく)
       イナウ → inaw (inauではなく)
     その場合、『イヨマンテ─熊の霊送り─報告書』(1990年,アイヌ民族博物館刊行=絶版)ではアヌ、イナといった表記がなされている箇所があるが、インターネット版ではこの方法は採らない。
  4. 母音が続けて発音されるとき、音と音のあいだにwやyの音が入る場合がある。これを「わたり」という。『イヨマンテ─熊の霊送り─報告書』ではわたりを表記しているが、当館の現在の表記法では表記していない。たとえば、原典のタイトル「イヨマンテ」は「イオマンテ」である。インターネット版では、「イヨマンテ」の語は例外的にわたりを表記したが、その他の場合は現在の当館の表記法に沿って、基本的にわたりを略した。これはあくまで表記の方法の問題であり、実際の発音では大きな違いはない。
  5. 人名に付した肩書きは、すべて1990年当時のものである。

本書および翌1990年に実施されたイヨマンテの実施報告書は、復刻合本として再刊されており、通信販売も可能です。

伝承事業報告書2〈イヨマンテ-日川善次郎翁の伝承による-〉

  • 2002.11.30発行
  • B5版294ページ
  • 定価 2,625円

 

 


北海道白老郡白老町若草町2丁目3番4号 一般財団法人アイヌ民族博物館

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